
「持続可能な観光まちづくりは、人から始まる」
〜来てよし、住んでよし、関係してよし〜
観光は、その裾野が非常に広い産業です。一次産業から三次産業までを結びつけた6次産業化が進む中、観光を含めた10次産業化という概念も生まれ、未来の成長産業として期待されています。しかしながら、コロナ禍以前から高知の観光産業の成功は限られた一部にとどまっています。高知県の観光課題として、豊かな自然環境に依存しすぎており、人的資源の持続的な成長が十分ではない点が挙げられます。
高知の未来の観光を支えるのは、地域を深く理解し、魅力を伝えられる人材です。
私たちは、観光人材の育成・維持・発展を通じて、高知らしい観光まちづくりを実現します。
高知県の経済基盤は全国的に見ても脆弱であり、特に日本の基幹産業である製造業が弱い状況です。中小企業の割合は全国トップですが、人口の転出率も高く、2050年には最も人口が少ない地域の一つになると予測されています。こうした状況において、注目すべきは「関係・交流人口」の創出と、地産来消を意識した観光産業の推進です。都市圏から遠く、国際空港もまだない高知だからこそ、どこに選択と集中を行い、どのような戦略を採るかが重要です。そこで、人的資源を活かし、差別化された観光人材育成事業の推進を提案します。
当組織の運営には、観光業界の専門家だけでなく、異業種の知見や協力が必要です。観光はまちづくりの手段であり、まちづくりには様々なステークホルダーが関わるべきだからです。観光まちづくりを活性化させるには、多様な人材の力とその繋がりが不可欠です。
当組織の目的は、観光人材の育成支援です。人と地域、事業者を結びつける「八方よし」の観光人材ネットワークを築き、高知の魅力的な地域資源を発掘し、繋げていくことで、地域をより良くしたいと願う人々が希望を見出せる社会を創り上げます。皆様と共に観光資源を集め、観光人材を育成・支援し、持続可能な高知観光の活性化を実現していくことが、私たちの使命です。
理事長方針
【方針1】年4回観光勉強会開催(学びを止めない)
高知らしい観光に必要な人材とは何かを共に学び、観光資源をまちづくりにつなげるための勉強会を開催し、地域と自身の人生に繋げます。
【方針2】観光人材育成研修プログラムの実施
2024年度内KTN観光ガイド研修およびローカルガイド認定制度を実施します。観光新事業補助金採択の可否に応じて、対外的か会員向けかを8月中に判断し、10〜2月に催行予定です。来期の国補助金や観光助成委託事業も活用します。
【方針3】観光人材KTN会員拡大
2024年度こうち観光カレッジ7期の運営をサポートし、KTN観光事業を通じて、会内外への事業実績を発信します。これにより、1〜7期の修了生や特別会員(賛助会員)の入会を促し、高知に観光マインドを持つ人材を増やしていきます。
■こうち観光ネットワークのスローガン
「地域・顧客・事業者・未来、環境、文化、社会、企業」
八方良しのグローカルな視点を持ったサスティナブルツーリズム人材育成支援
■2024こうち観光ネットワーク活性化目標
会員純増: 5名
理事会出席率: 80%以上
例会会員出席率:50%以上